フローリングの日焼けによる劣化を防ごう

日当たりの良い物件。いいですねぇ。

でも待ってください。

新築から入居後、暮らしているうちに少しずつフローリングは劣化していくのですが、中でも自然に起こってしまうのが「紫外線による日焼け」劣化。

日差しの強い西側の窓際だけでなく、どのお部屋でも窓枠近くの床は長時間かけて「紫外線劣化」を起こしてしまいます。

一般の方が意外にご存じない「フローリングの日焼けによる劣化」についてお話をします。

 

そもそも「フローリングの日焼け」というのはなぜ起こるのでしょうか?

木材に限らず、あらゆる有機素材の多くは大なり小なり紫外線による何らかの影響を常に受けています。お肌もそうですよね?

小難しい技術的な説明は避けますが、簡単にいうと

日光(紫外線)が物質あたる。

物質の分子構造(なかでも水素分子)が壊れる(切断される)

壊れた分子のせいで物質中のほかの分子が維持できなくなる

再度結合しようとする分子の動きのせいで別の物質や状態に変化していく

ということらしいです。

要するに物質を構成している分子の継ぎ手のようなものが切断され、
それまで保っていた状態を保てなくなった結果、物質(フローリングで言えば木材や紙)の中に含まれていた水分や油分が動き出して、外に出て行ったり(蒸発したり)、圧力を加えて変形・割れを起こしたりするようです。

その結果、フローリングの表面ではすぐにはわからない程度の「変色・変形」「割れる」「ベタつく」といった現象が徐々に進行していき、長い時間をかけて、フローリングをむしばんでいくものと思われます。

西日が長時間差す窓際の床が、妙に白くあせたりするのはこのせいですね。複合フローリング床の場合は、床が膨らんで表面の合板が浮き上がってきたいします。

一般的なフローリング床は表面が有機塗料で塗装されていますので、その塗料が長時間かけて変化していくためです。

フローリング床の紫外線劣化を防ぐには

じゃあどうしたら良いの?ということになります。

既に日焼けをしてしまった床は、補修をするなど方法で手当てをしますが、新築の状態でこの日焼けを食い止める方法はないものでしょうか?

もちろんあります。お肌の日焼けなら「日傘をさす」とか「日焼け止めを塗る」という方法がありますね。実はそれと同じです。

方法(1)床の上にマットや絨毯、コルクマットを敷く

まあ、帽子をかぶる、アームカバーをする、と一緒ですね。要は床材に着者日光が当たらなければ良いのですから、これが一番確実です(別の問題はありますけどね)。

方法(2)窓に紫外線カット対策をする

直射日光が当たることが問題なわけですから、少しでも紫外線量を少なくする方法がこれです。
・カーテンやブラインドを閉め続ける(現実的じゃないですかね)
・UVカットフィルムを窓に貼る
・UVカット網戸を付ける
・UVカットスプレー

でも、こういうんじゃないんですよね。本来は。そもそもの床の美観をそのままの状態で維持する。もちろん、日差しを取り入れてくれる窓に手を加えずに・・・。

方法(3)床の表面に紫外線カット対策のコーティングをする

通常のワックスやフロアコーティング剤では難しいのですが、一部のフロアコーティング剤に『UV対策機能付き』というものがあります。

ビアンコートDIY推進委員会でお勧めしているのは『ビアンコートB 艶有(または艶無) UV対策あり』というフロアコーティング剤です。

100%カットはしませんが、約40%程度の紫外線をカットするという試験結果があるようです。劣化による進行をかなり食い止められると思いますよ。

窓際のもう一つの劣化『結露による床材への影響』

今回は日焼けによる劣化をご説明してきましたが、実は窓際の問題として、もう一つ気を付けたい劣化である『結露による床材への影響』の対策を考えていきたいところです。

これについてはまた次回。

 

【ビアンコートDIY推進委員会】